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緑内障
緑内障

緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害し、特徴的な視神経の変化と特徴的な視野欠損を呈する進行性病気です。緑内障は糖尿病網膜症を抜いて1番目の失明の原因となっています。緑内障の視野狭窄は自覚されないうちに末期症状に至ることも多いです。

緑内障発症者の傾向としては日本では、以前は40歳以上の人の30人に1人が罹患していましたが(1989年)、2003年の疫学調査からは40歳以上の20人に1人が罹患しているという結果が報告されています。

緑内障は大別して2種類あり、“開放隅角緑内障”は1つで、緑内障の症状は初期にはほとんど何もなく、進行してくると眼精疲労、ときどきかすみがかかる、裸電球やライターの火の周囲に虹がかかるなどの症状が出たり、よくなったりします。

緑内障患者がやがて視野異常が見えない、あるいは中心よりやや外側で暗点があるなどに気づき、さらに進行すると中心視野だけが残り、ついにはそれもなくなり失明します。最近の疫学調査では、眼圧は正常ににもかかわらず、視神経乳頭や視野異常が典型的に生じる緑内障、いわゆる正常眼圧緑内障(低眼圧緑内障)がもっとも多いことがわかりました。

この緑内障は眼圧の測定だけでは発見できませんので眼底検査、特に視神経乳頭部の所見がもっとも重要となります。閉塞隅角緑内障はもう1つの緑内障で、眼圧が急激に上昇して、急激な視力低下、眼痛、頭痛、悪心、嘔吐があり、結膜は強い充血がみられます。

強い頭痛、悪心、嘔吐のために他の病気と考えて、脳外科や内科を受診することすらあります。緑内障の経過観察項目としては、1.眼圧、2.視神経乳頭陥凹、3.視野検査は必ず必要です。緑内障には原因のわからない原発性緑内障と、ほかに病気があってその結果緑内障を起こす続発性緑内障があります。正常眼圧緑内障では眼圧は正常域にあるので、もっとも大切な所見は視神経陥凹と視野検査です。

当院の取り組み

当院の緑内障の治療目的は、緑内障の回復程度を高めることと緑内障が完治するまでの時間の短縮することです。多くの西洋医学治療で回復できない緑内障患者さんの期待に応えるため、当院が25年間、緑内障の治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリを考案いたしました。

そして良い成果を上げています。 鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の85%を占めます。多くは5-6回針灸治療でかなり症状が軽減されます。
当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。緑内障の視力と視野の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。

治療実績

当院の独自な鍼灸治療は、難治性緑内障を対象とした成績は、成人原発開放隅角の緑内障より、やや劣るものの、眼圧コントロールの成功率が92%と良好で、視野の改善と視力の回復が、かなり回復できました。

当院の鍼灸治療は、視神経障害の進行を阻止には、かなり有効な手段の一つとは言えます。
鍼灸治療のメカニズム

当院の鍼灸治療は、緑内障に対する確実な治療効果が得られるのは、眼圧を下降することであり、眼圧以外の因子に対する新たな治療効果として、視神経乳頭の血流改善や神経保護も確実に実現できました。